カミソリ負けにお悩みの方は読んでくださいね
夏だからでしょうか。
ヒゲのそり跡が赤くプツプツと炎症している毛嚢炎(もうのうえん)の方が多く見受けられます。
「またいつものカミソリ負けだ」
なんてあきらめている方。
しっかりケアすれば毛嚢炎は防ぐことができます。
毛嚢炎とは
ニキビの様な赤いブツっとした炎症
毛嚢炎は、汗をかきやすい部分に多くできます。多くは小さく赤いブツブツができた状態で、ニキビのようなものです。
ひげを剃った後に出来やすいですよね。。
軽度の場合はかゆみや痛みはほとんどありませんし、自然治癒をする事が多いです。
ですが、ひどい場合だと発熱や痛みを伴うことがあります。
毛嚢炎の原因
ブドウ球菌の感染
ブドウ球菌毛嚢炎は毛包(毛穴の中)に傷がつき、ブドウ球菌が感染して起こる皮膚の病気です。ブドウ球菌とは、お肌の上にいる常在菌です。
この菌がいる事は普通ですが、毛穴の中が傷ついた時に、その傷に入り込むことによって、毛嚢炎の症状を起こします。
長時間湿った状態が続くと、毛穴にブドウ球菌が入りやすくなり感染します。汗をかきやすい時期、特に夏に症状が出やすいです。
毛嚢炎ができる原因・きっかけ
1.ムダ毛処理やヒゲ剃りによるもの
シェービング毛嚢炎が発生する原因は、主にカミソリや毛抜きなどでムダ毛を処理した時などにできます。
カミソリを使った深剃り、逆剃りや毛抜きなどによって毛穴内部が傷つき、そこからブドウ球菌などが侵入することで発生します。
2.ステロイド剤の使用によるもの
ステロイドクリームアトピーの方はブドウ球菌が普通肌の方よりも多い状態ですので、ステロイド剤を使っていたりするとかかりやすい傾向にあります。またアトピーが痒くて皮膚をかくと、その部分が傷ついてしまい、ブドウ球菌が入る原因となってしまいます。
3.ストレスによるもの
ストレスで免疫が弱くなったりすると、皮膚が傷つきやすくなります。
また、イライラして皮膚をかいてストレス発散をしてしまと、皮膚が傷つき毛嚢炎発症の原因にもつながります。
ストレスは万病のもとですね。
4.食生活の原因
外食バランスの悪い食事や、甘いものばかり食べていたりすると、肌が荒れやすくなります。そうすると皮膚は炎症を起こし、痒くなります。
その際に掻いてしまうと、毛穴に傷がつき、毛嚢炎の原因となります。
また、肌を傷つけると出る浸出液や皮脂は、ブドウ球菌の餌となるので、更に気を付けなければなりません。
毛嚢炎を作らないための7つの対策法
1.カミソリよりも電気シェーバー
髭剃りムダ毛処理に使う器具は、カミソリよりも電気シェーバーがオススメです。
お肌へは、
T字カミソリ>往復式電気シェーバー>回転式電気シェーバー
の順に負担があります。
特に回転式の電気シェーバーは直接肌に触れないため肌に傷が出来にくく、毛嚢炎になる可能性が低いです。
電気シェーバーでも、刃が剃りづらくなると無理に押し付けたりして肌を傷つけてしまうため刃は定期的に取り替えましょう。
2.寝具を清潔に保つ
寝具類を不潔にしていることは、いいことではありません。長時間湿った状態が続くと、ブドウ球菌が活動しやすくなってしまいます。可能であれば天日干しなどを欠かさず行うことで回避することは可能です。
また、布団カバーなど洗濯できるものはこまめに洗うようにしましょう。
3.こまめにシャワーを浴びる
汗をかいたままにしていると、肌にもよくありませんし、毛穴にブドウ球菌が入りやすくなり毛嚢炎が出来やすくなります。
汗をかいたら、洗顔やシャワーを浴びて清潔にし、感染を防ぎましょう。
とはいえ、平日の日中仕事中にシャワーをこまめに浴びるわけにもいきませんね。
ミストタイプの消毒などを持ち歩き肌を清潔に保ちましょう。
(※)市販の汗拭きシートなどは刺激の強い成分がたくさん入っているので要注意です!
4.バランスの良い食生活
食事毛嚢炎の予防には体の中から改善することも重要です。
高脂肪の食事は、皮脂がたくさん分泌されてしまう可能性があります。そうすると、肌が荒れてしまいます。肌荒れを起こすとお肌が痒くなったり、ブドウ球菌の餌である皮脂や浸出液を出してしまいます。脂っこい食事はなるべく避け、野菜中心の食生活に変えるなどの改善を心がけましょう。
5.ストレスを溜めないようにする
ストレスが溜まっているとホルモンバランスが崩れてしまい、お肌が荒れたりしてしまいます。その結果、毛嚢炎の原因にも繋がってしまいます。
運動や入浴、睡眠、呼吸法などで気持ちを和らげてストレスをなるべく溜めないようにすることも大切です。
6.正しい洗顔
毛嚢炎を防ぐ方法としては、まず正しい洗顔を行い肌を清潔に保つことが重要です。
ここでは、正しい洗顔方法をご紹介します。
洗顔の前に手を洗い清潔にして
ぬるま湯で、肌の表面についている汚れを洗い落します。
熱いお湯でサッパリ!と思いがちですが、必要なものまで洗い流してしまいます。
お湯はぬるま湯で!シャワーを直接お顔にかけるのもNGです。
石鹸や洗顔フォームをフワフワに泡立たせて、泡で顔全体を洗う。このとき手でゴシゴシと洗わないように気をつける。
泡が残らないように、生え際までしっかりと洗い流す。
7.脱毛してしまう
毛嚢炎対策にはひげ脱毛が効果的です。
ひげ剃りから解放されることで、カミソリにより肌を傷つけることがなく毛嚢炎のリスクはかなり減ります。
デートやプレゼンなど、大事な日に限って深剃りしてしまってカミソリ負けしている方もおおいのでは?
見た目にも爽やかな清潔な肌を保ち、気になるプツプツから解放されましょう!